解体工事の豆知識

更地とは?建物解体後の土地活用と注意点

更地とは?

更地とは、建物が建っていない状態であるだけでなく、第三者の使用権が設定されていない土地のことを指しています。借地権や地上権などがついておらず、所有者が自由に利用できる状態であることが重要なポイントです。たとえば、建物が取り壊されていても借地契約が残っている場合は、厳密には更地とはいえません。一方で、抵当権が設定されている土地であっても、利用を妨げる権利ではないため更地として扱われます。

解体工事を行って建物を撤去したあとの土地は、更地となります。ただし、解体直後は瓦礫や石、木片などが残っていることがあり、そのままでは売却や建築に適した状態とはいえません。そこで行われるのが、整地です。整地とは、不要物を取り除き、地面を平らにならして転圧する作業のことを指しています。更地が土地の状態をあらわす言葉であるのに対し、整地は土地を利用しやすくするための作業工程を意味します。

解体して更地にするメリット

土地を更地にするおもな目的には、新築建物の建設や土地の売却、老朽化した空き家の管理負担軽減などが挙げられます。とくに、老朽家屋をそのまま放置していると、倒壊や近隣トラブルの原因になる場合があるため、解体して更地にすることで安全性が向上し土地活用の可能性も広がります。

建物を解体し更地にしたあとは、さまざまな活用が可能です。駐車場経営やアパート建設など、立地や広さに応じた選択肢があります。また売却する場合には、解体して土地として販売することで購入希望者が建築計画を立てやすくなり、成約につながりやすくなるケースもあります。

更地にする際の注意点

更地にすることには注意点もあり、代表的なものが固定資産税の問題です。住宅が建っている土地には、住宅用地の特例が適用されるため、固定資産税が軽減されています。しかし、建物を解体すると特例が適用されなくなり、税額が上がる場合があります。そのため、売却や建替えのスケジュールを考慮しながら、解体時期を検討することが重要です。

解体工事の費用は、建物の構造や立地条件、重機の搬入可否、アスベスト含有建材の有無などによって変動します。解体前には、アスベストの事前調査が法律で義務付けられており、有資格者による調査が必要です。調査結果によっては追加費用が発生するため、事前に複数社から見積もりを取りましょう。

まとめ

更地は、単に建物がない土地ではなく、次の活用へとつなげるための重要な状態です。解体費用や税金、将来の利用計画などを考慮し、計画的に進めましょう。