解体工事の豆知識

産業廃棄物処理会社とは?業務内容や信頼できる業者の選び方

産業廃棄物処理会社は都道府県の許可が必要

産業廃棄物処理会社とは、解体工事などで発生する産業廃棄物を処分場まで運んだり、処分したりする作業に携わる業者です。産業廃棄物を扱う際は、廃棄物処理法に基づく収集運搬や処理の許可が必要で、都道府県への申請で取得できます。また、アスベストなどの有害性のある廃棄物の処理は、特別管理産業廃棄物事業許可の取得が求められます。

許可の有効期間は5年で、期限が切れる前に更新申請が必要です。解体工事会社が自社で処理できない場合は、許可を持つ収集運搬・処理会社に委託して廃棄物の処分を進めます。

産業廃棄物処理会社が担う3つの工程

解体工事で発生した廃棄物は、産業廃棄物処理会社のもとで大きく3つの工程を経て処理されます。

まずは、工事現場から処理施設に廃棄物を運ぶ「収集運搬」です。現場で木くず・コンクリートがら・金属くずなどが分別されているため、それぞれの品目に合わせた中間処理施設へと運びます。運搬車両には許可業者であることを示す表示が必要で、紙マニフェスト(産業廃棄物管理票)がある場合は携行します。

中間処理施設は、集めた廃棄物の破砕・選別・脱水・焼却などを行う施設です。量を減らすことが目的ですが、再資源化できるものを取り出す作業も行います。廃酸や廃アルカリのように有害性のあるものは、中和処理によって安全な状態にします。

再生できなかったものを埋立処分するのが、最終処分場です。埋立地は、有害物質が地下水や土壌へ染み出さないよう、厳重に管理されています。

信頼できる産業廃棄物処理会社処理会社を見分けるポイント

依頼先を選ぶときは、まず許可の有無と有効期限を確認しましょう。産業廃棄物処理業の許可証には、許可番号・事業の範囲・取り扱える廃棄物の種類・有効期限が記載されています。

特に、築年数の古い建物で見つかりやすいアスベストを含む建材は、通常の産業廃棄物とは別に特別管理産業廃棄物の収集運搬業・処分業の許可を持つ業者でなければ扱えません。解体工事の場合は、処理業を委託している場合もあるため、委託先が許可を持っているかの確認も必要です。

都道府県などが認定する優良産廃処理業者認定制度は、信頼性を見極める指標になります。法令違反がない、財務内容や処理状況を公表している、電子マニフェストの利用などの細かい基準を満たした業者が認定される制度です。

まとめ

産業廃棄物処理会社は、収集運搬・中間処理・最終処分を担う事業者で、業務を行うには都道府県からの許可が必要です。解体工事を依頼する際は、許可証の内容や優良認定の有無を確認し、信頼できる業者に処理を依頼しましょう。